浪費癖を治させる(治す)方法

浪費癖が招く貧乏生活

以前、作詞作曲を手掛け、●●●ファミリーと呼ばれるほどになった有名人の彼。

これまで手掛けた音楽はものすごい数に上り、印税だけでも十分な暮らしをできるまでになり、何億円もの大金を管理していました。

結婚し、妻に愛情を注ぐばかりに音楽家から浪費家となり、その頃には日本の音楽シーンも激変。

それでも有り余るほどの大金を持っていたので、J2のクラブチームに投資したり、とにかくやりたい放題。

奥さんには数百万のお小遣いを渡し、自身も好きなだけ使った結果、借金ばかりになりました。

結果的に悪いことをして捕まってしまうのですが、優しく真面目な人でも浪費癖というのは破滅に追い込む恐ろしい精神病です。

いくら稼ぎが良くても浪費癖がある人間は、なかなか治りません。

医者、弁護士、政治家、経営者・・・

世の中に安定している仕事なんて存在しません。極端な話になりますが、何か問題が起こればどの職業も一寸先は闇です。

 

 

現在の日本人の平均年収は420万円程度。

家賃(ローン)、食費、光熱費、携帯代・・・年間でこのうちいくらくらい使っているのか。
残る年収はいくらになり、そこからまた何か引かれて、いくら使えるのか。
そういう計画性がない人、物欲を我慢できない人、見栄っ張りな人ほど浪費癖があり、何かいざという時に路頭に迷う可能性が高くなります。

 

「あの頃はお金を持っていた」と嬉しそうに語る彼の姿。本当に格好悪いですよね。

今回は、そんな浪費癖を治す・治させる方法を調べてみました。

 

 

浪費グセがある?チェック項目

以下の10個のチェック項目で4つ以上当てはまればアウトらしいです。

□ 儲かる話 or 儲かった話しかしない

□ 年収に見合っていない服装・時計・車を持っている

□ ブランド志向がかなり強め

□ 携帯代・電気代・ガス代・水道代などの光熱費を把握していない

□ ギャンブルが好き

□ 収入が比較的高いわりに貯金がない

□ いつも必要以上のお金を持ち歩いている

□ お金の真面目な話をしない

□ 趣味や特技が一切ない(お金以外で自分を良く見せることができない)

□ 支払いがいつもクレジットカード

だれでも1個はあてはまると思うのですが、4つ当てはまれば完全に浪費家。

お金の使い方を分からない人間と言う事ですね。

ところで、本当のお金持ちは「カネを持っているのではなく、カネの使い方を知っている人」だそうですよ。

 

 

浪費癖を治すには

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お金を使うことに幸せを感じる浪費癖の人。

不安を持ちながらも浪費し続けるため、結果的に周りの人間を全て不幸にしてしまう未来が待っています。

 

浪費癖を治すための一般的な方法と裏技をここで解説します。

 

①1円単位の管理

通帳に記入し続けることも大切で、そこから1円単位のお金の管理を行いましょう。

そうすることによって、お金の有難みを理解し始めることができるばかりか、自分のリアルな貯金額などを根底から把握して、意識が変わることが間違いないようです。

 

②借金してでも貯金をする

ここで勘違いしないでほしいのが、借金を勧めている訳ではないこと。

毎月の収入を必ず貯金する。どうしても足りない場合は貯金を崩すのではなく借金した方が浪費癖が治りやすいと言う事です。

「貯金するために借金する」のはちょっとお馬鹿さんですから、あくまで意識改革の範囲で理解してください。

 

③年収と1年の支出を明確にする

フリーランスの仕事の人はこれが難しいですが、たいていの人は年収がハッキリしていますよね。

浪費癖の人は支出もハッキリさせなきゃ。

そうすると意外と使えるお金って少ないことがハッキリわかります。

この作業は正味10分で終わる作業です。これをすることによって1万円を使う事の大切さが本当ビックリするくらい見えてきますよ。

 

④お金のかからない趣味を持つ

趣味にはある程度のお金がかかってしまうもの。

でも高価なものの収集癖は論外としても、海外旅行だとか夜の街に繰り出すとか、そういうお金のかかる趣味もダメ。

ピクニックや読書、キャンプやスポーツなどの比較的にお金のかからない趣味を持つことが大切です。

どっぷり浸かってしまうような何かを見つけることって難しいけど、とにかく何でもトライ!

 

⑤買い物は目的のもの以外は買わない

これって結構重要で、節約家でもなかなかできないことなんです。

買い物すると目的のもの以外にも目が行ってしまうもの。そりゃぁ、当然そのお店の戦略や心理的な要素が働くため、仕方がないですよね。

でも、予め目的のもの以外は買わないと決めていれば、余計な出費もなくなります。

どうしても欲しければいったん帰ってからまた考え直してください。でも、目的の物を我慢して、目移りしたものを買うのなら、それはアリですね。

 

とにかく浪費癖を治すには我慢が必要

浪費家たちはある程度不安を持ちながらもお金を使ってしまいます。

彼ら、彼女たちの浪費癖は、その不安よりも物欲が勝る確率が非常に高いことから浪費癖になっているのです。

 

 

以前、筆者の知り合いで新卒でマンションを購入した男性がいました。

月々9万円の支払い。

彼曰く「家賃を払うなら自分の資産にした方がよい」とのことでしたが、彼はとても節約しながら生活していて、結果的に30代半ばになった現在はマンションを3部屋持っており、2部屋を貸しているお金で3部屋分のローンを支払っています。

浪費かと思いましたが、それは”投資”だったのです。
投資と浪費の違いは明白で、マンションが欲しいというのは物欲ではなく計画であったということですね。
何年も欲しいものを我慢しながら生活していたと言っていました。

 

このように計画性を持っていれば、浪費というわけではありません。

こういう計画性を持った人こそ、我慢する意識が高くて結果的にお金に困ることはなく生活できるのです。

 

 

浪費が原因で離婚

夫婦のどちらかに浪費癖があれば、離婚する確率は非常に高くなります。

付き合っている段階で浪費癖がある人なのかどうかの判別ができなかったことに、そもそもの原因はありますけど、「浪費癖は結婚すれば治る」などと甘いことを考えてはいけません。

しっかり話し合って、必要なモノだけにお金を使っているのかどうか、お金のありがたさや必要性をどのように考えているのか、、、しっかり判断しなくちゃ。

 

この記事の浪費癖を治す方法を試してみても改善しない場合は、離婚という決断をした方がいいかも。

かなり頑固で考え方を変えるのが難しい人ですので。

 

ちなみに、浪費癖が治らず離婚する場合は、ほとんどのケースで「その時はすでにお金を持っていない」ケースになります。

つまり、それが原因で別れたとしても慰謝料なんて期待できないんです。

金の切れ目が縁の切れ目。本当に幸せになりたいなら浪費癖を治す・治させるために心から話し合って素敵な夫婦生活を送れるようにしましょうね。