イラッとさせる上司の特徴【パワハラ判定】

一昔まえに比べて、些細なことでもパワハラだと声高に叫ばれる時代。

弱い立場の人間を守る法律や社会的ルールが増えていき、部下を持つ上司には息苦しい時代になっているのかもしれません。

 

今回は、部下の目線でイラッとさせる上司の特徴を紹介し、それがパワハラに繋がっているのかどうかを一般論を交えて記事にしました。

*画像出典:Pixabay

 

【パワハラ度】10点・・・部下にいきなり敬語

普段からタメ口を使っている上司がいきなり敬語に。

すごくギクシャクするような瞬間で、トーンを下げながら敬語で質問されると威圧的に感じてしまいます。

 

「この資料、簡潔にまとめて先方に送っといて」

10分後

「え。まだ終わってないんですか?」

こんなん言われちゃったら、イラッとするし、どう弁明するかを考えてしまいます。

弁明したら逆にイラつかせるの分かっているのですが、「まだ終わっていない」のを分かっているくせにいちいち敬語で聞いてくるあたりにとても悪意を感じてしまうもの。

 

他にもこういった例も。

「○○さんならできますよね。期待してますから」

明らかに残業をしなければならないようなボリュームの仕事を、「期待している」という本意でもない感情をプラスして敬語で押し付けるパターン。

 

やる気があってもイラッとさせられたせいでやる気がなくなります。

これはパワハラとは言い難いですが、威圧的な感じは受けてしまいますよね。

 

 

【パワハラ度】20点・・・とにかくしつこい

休みの日にLINEを入れてくる上司。

「俺は休みの日も働いている」とか「仕事の事を考えているんだ!」というアピールはもうわかりましたが、返事をしなかったり電話に出なかったりするとしつこく連絡してくるパターン。

 

しかもしつこいくせに、大した用件じゃないんです。

 

他にも、何度も念を押してくるしつこい上司もイラっとします。

 

「先方に明日の13時にアポ入れといてね」

「アポ入れた?」→まだです。

「13時に確実にアポ入れといて」

「アポ入れた?」→はい。

「間違いなく入れたんだよね?」→はい。

「じゃ、何時にどこでアポ入れたのか言ってみて」

しつけーよ。入れたつってんだろ。と、心の中で叫んでも、素直に答えることしかできません。

 

毎回毎回確認されてしまうと、自分が仕事ができない奴というレッテルを貼られているようでムカつきます。

毎日こんな感じなら、目に見えないパワハラと言っても過言ではないでしょう。

 

 

【パワハラ度】30点・・・まずは一回否定する

正しいことをしたり言ったりしても、まずは一回否定する上司。

これ、すごくイライラさせてくれます。

すみません、A社の受注ですが、数量は100で宜しいですよね?

「いや、最初の発注は200だったけど、結局100になったんだよ」

合ってんじゃねぇか。

受注が100になったプロセスはどうでもいいのに、いちいち言うな!と言いたくなりますが、この上司、まずは一旦否定する性格なんです。

 

他のパターンだとこんな感じもあります。

すみません、A社の受注ですが、数量は100で良かったんですよね?

「良かったって過去形?100でいいよ」

言葉遣いを否定するのはまだしも、疑問形で否定しやがる上司。

こいつもまたパワハラ上司予備軍です。

 

 

【パワハラ度】50点・・・会食や飲み会が強制的

先方との接待について来いというのは、まだわかります。
しかし、会社のつまらない飲み会にも強制参加させる上司にはイライラしますよね。

 

忘年会や新年会などの飲み会は、その会社によっては恒例行事のような社風があるかもしれせん。

しかし、強制参加させるのは法的にもパワハラと言えるそうです。

「今度の月曜日、各自業務が終わり次第、○○に集合ね」

「ウチのチームだけで毎週金曜日の夜はお酒を交えながら定例会を開く」

立場的に断ることができない、もしくは断る隙を与えないような場合は、強制と言ってもいいらしく、飲み会や会食に参加するかどうかの選択肢を与えなければいけない、、というのが暗に決まっている社会的ルール。

 

無理矢理に飲み会の幹事にさせるような指示もまた、パワハラと言えるでしょう。

 

 

【パワハラ度】80点・・・無視する

他の同僚や部下とは会話をするのに一切話しかけてこない。

目も合わせなければ、用件も伝えない。

挙句の果ては仕事の指示もない。

こんな女々しい上司は最悪。
何を伝えたいのかも一切伝えず、見切ったように部下である自分の存在を完全に消し去る暴挙。

 

人間は無視されるというのが喧嘩を売られるよりもダメージが大きいことがありますが、そんなか弱い人間の性を利用した卑劣な行為はもはやパワハラを通り越して差別とも言えるかも。

 

置手紙などで伝言をするとか、そういう行為をし始めたら、それを証拠として残しておいた方が良いです。

しかし、会社のトップに報告したり、法的に訴えるのであれば、つらいですけど改善するのを待ってみて、それでもダメだったら悪質な行為を受け止めた後に倍返しするのがいいかもしれません。

 

 

【パワハラ度】100点・・・暴言・暴力行為

無論、パワハラと言っても良いのがこの2点。

ただ、暴力行為は明らかですが、暴言は少々難しい部分もあります。

 

暴言と認められるケースをいくつか列挙してみました。

・バカなどの貶す言葉を日常的に使う

・コンプレックスになるような容姿にまつわる表現を使う

・「辞めろ」などのように、排除するような表現の言葉を使う

・「お前」という呼び方で呼び、仕事ぶりや人格までを否定する表現を使う

暴言の境目は難しいですが、問題はイラッとしたというよりも「深く心の傷を負った」かどうか。

 

イライラさせるのが上手な上司は、ある瞬間でこういう暴言を吐いたりするものです。

第3者の誰が聞いてもパワハラと言えるような圧力があるまで、なかなか周りには理解されないことも多々あります。

 

そして、自分自身に何か問題があったのかどうかも含めて、イラつかせる上司の特徴を分析しながらパワハラかどうかを今一度考えてみるといいかもしれません。

 

パワハラだと言えるのであれば、訴えるなどそれなりの行動をとった方が良いですが、その会社にはいられなくなる確率が高いのも理解しておいた方が良いですね。