【演技力ランキング2019】演技が上手い女優TOP30

女優演技力ランク第10位 尾野真千子 おの まちこ

映画『そして父になる』予告編

*動画出典:Youtube

奈良県吉野郡西吉野村出身、1981年生まれ。TOM company所属。

中学3年時、地元中学校で映画監督の河瀬直美の目にとまり、1997年映画『萌の朱雀』で主演デビュー。同作品では第10回シンガポール国際映画祭主演女優賞や第12回高崎映画祭で最優秀新人女優賞を獲得。
2000年、高校卒業後に上京し、映画をメインに本格的に女優業を始めます。

2007年に地元奈良県で撮影された映画『殯の森』で主演を務め10年ぶりに河瀬直美監督とともに作品を作り上げ、第60回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞しました。その後毎年度数々の賞を受賞しており、2011年にはNHK連続テレビ小説『カーネーション』でコシノ三姉妹の母でファッションデザイナーの小篠綾子をモデルとする主人公・ヒロインを演じ、認知度を上げていきます。自身のサバサバした明るい性格とピッタリとハマっており、魅力満載の演技で、後に「朝ドラ史上最高の演技」とも称されました。

2013年話題となったドラマ『最高の離婚』では放送文化基金賞演技賞を受賞。2度も受賞するのは大竹しのぶ以来2人目なんだとか。デビュー当初から演技が上手いと評判で、現在も演技力は高く評価されています。

尾野真千子の誇張がなく嘘っぽくない自然な演技が、観る者を作品の世界観にしっかりと引きこみ、感情移入出来ると視聴者も業界関係者も大絶賛です。
下積み時代が長く、苦労した面も多いようで現場では雰囲気を良くしたり気遣いの出来る素晴らしい女優という面でも評判がよくオファーが絶えないのも魅力のひとつ。
レベルの高い演技力と美貌を兼ね備えた実力派女優ですね。

代表作:『カーネーション』 『そして父になる』 『最高の離婚』

 

 

女優演技力ランク第9位 松たか子 まつ たかこ

Villon's Wife long trailer

*動画出典:Youtube

東京都出身、1977年生まれ。パパドゥを退社し個人事務所を設立して独立。

歌舞伎俳優九代目松本幸四郎と藤間紀子の末っ子として生まれ芸能一家の中で育ち自身も芸能活動を始めます。
1993年16歳の頃に歌舞伎座の『人情噺文七元結』で初舞台を踏み、翌年の1994年にNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演しました。

その後、ドラマで主演を務め、テレビドラマや舞台で女優としてキャリアを重ね、演技力、自身のブランド力が評価され、立て続けに作品・キャストともに注目が集まる話題作へヒロイン等のメインキャストとして出演し、30パーセント前後の高視聴率を記録するなど功績を残しています。

 

史上最年少でNHK紅白歌合戦の司会に抜擢されたり、歌手デビューをしたりと幅広い活躍をみせる松たか子。
2014年にはディズニー映画『アナと雪の女王』で声優として雪の女王エルサ役を演じ、作品の劇中歌(日本語吹き替え版)『レット・イット・ゴー』はフル配信100万ダウンロードを達成し、社会現象を巻き起こしました。

受賞歴も非常に多く、業界からかなり信頼度の高い女優と言われる松たか子。役作りに関しては、監督や演出の方と役柄についてしっかりと話し込み、監督の意向に沿った演技を心がけているのだとか。
共演者からも演技力を絶賛されており「原作のイメージに忠実に演じることのできる女優」との声も多いようです。

代表作:『告白』 『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』 『HERO』

 

 

 

女優演技力ランク第8位 中谷美紀 なかたに みき

映画「嫌われ松子の一生」(プレビュー)

*動画出典:Youtube

東京都出身、1976年生まれ。スターダストプロモーションを退社し個人事務所を設立して独立。

1993年、テレビドラマ『ひとつ屋根の下』で女優デビュー。女優デビュー前はテレビ朝日『桜っ子クラブ』内のアイドルグループ桜っ子クラブさくら組の一員として菅野美穂や加藤紀子等と1991年から1993年まで音楽活動などをしていました。
多くのテレビドラマや映画に出演し、日本石油のCM出演で知名度を上げています。

1998・1999年に映画『リング』『リング2』の高野舞役で話題となり、1998年にドラマ『ケイゾク』で初主演を果たして以降、ドラマ、映画も数々の話題作品に出演するなど引っ張りだこ。英語やフランス語も堪能で多彩な顔を持つ大女優です。
連載エッセイ等の執筆活動に、2011年の初舞台『猟銃』では演技力が評価され第46回紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞するなど活躍の場所を勢いよく広げています。

アジア映画全体を対象にした年間映画賞となる第1回アジア映画賞で女優賞を受賞し、アジアナンバーワン女優に輝いた経歴も。

憧れる女性芸能人としても長年評価が高く、常に一線で活躍をしています。
憑依型の女優という声もあり、役自体が乗り移っているのではないかと思わせるほどの迫真の演技で、主役ではなくともその存在感がひときわ輝いていると演技力に関して大絶賛されていて、名実共に演技派と呼べる女優です。

代表作:『嫌われ松子の一生』 『リング』 『電車男』 『JIN-仁』

 

 

 

女優演技力ランク第7位 井上真央 いのうえ まお

花燃ゆ 完全版 第壱集 トレーラー

*動画出典:Youtube

神奈川県横浜市出身、1987年生まれ。アン・ヌフ所属。

母親の薦めで4歳の頃から劇団東俳に入り、5歳から子役として活動をはじめ、『真夏の刑事』でパトカーにはねられて死んでしまう子供の役でデビューします。
そこから、NHK『藏』で松たか子の幼少時代や「三井のリハウス」のCMでは池脇千鶴の妹役、そして1999年から2003年にかけて昼ドラ『キッズ・ウォー』シリーズのメインキャスト今井茜役を演じ注目されるようになりました。
一時期は学業を優先し芸能活動を休止していましたが、活動再開の2005年、ドラマ『花より男子』で連続ドラマ初主演を果たし一気に人気・知名度を上げ、作品はドラマ『花より男子2』映画版『花より男子F』と続き人気シリーズとなりました。

その後もNHK朝の連続テレビ小説『おひさま』でヒロインを演じたり大河ドラマ『花燃ゆ』で主演をつとめたりと大女優の道を着々と歩んでいます。
子役時代にブレイクした影響もあり子役のイメージがなかなか抜けずにいたようですが、2011年公開映画『八日目の蝉』で子役のイメージを完全に脱し、その演技を高く評価され第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しました。

達筆なことでも有名
で、第8回万年筆ベストコーディネート賞2011を受賞していたり、特技は日本舞踊と日本女性としての魅力的な面もたくさん持ち合わせています。
司会や声優としても好評で、演技が上手いと、いくつものランキングで上位に名前が上がっており今後益々活躍が期待される女優です。

代表作:『八日目の蝉』 『花燃ゆ』 『白ゆき姫殺人事件』 『花より男子』

 

 

 

女優演技力ランク第6位 大竹しのぶ おおたけ しのぶ

大竹しのぶが金持ち男をだます 映画「後妻業の女」特報 #Shinobu Ootake #movie

*動画出典:Youtube

東京都出身、1957年生まれ。エスター(自身設立の個人事務所)に所属。

1973年、フォーリーブスの北公次主演のテレビドラマ『ボクは女学生』にて女優デビュー。その後映画『青春の門(筑豊編)』やNHK朝の連続テレビ小説『水色の時』でヒロインを演じ注目されました。
『青春の門』では、浦山監督の指示のもと大役を演じ切りキネマ旬報ベスト・テン助演女優賞やブルーリボン新人賞を受賞し、続編『青春の門・自立篇』では、キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞や日本アカデミー賞助演女優賞の他、数々の賞を受賞しそこから大女優としての活躍をみせ現在の大御所的地位を築きました。2011年には紫綬褒章を授与されたほど映画や舞台などで才能を発揮しており日本を代表する演技派女優です。

プライベートでスキャンダルの多さから“魔性の女”と言われていたようですが、その一面を彷彿させるような強烈でインパクトのある悪女を1999年公開映画『黒い家』で演じ、怪演ぶりが絶賛され、予測不能な役柄が評判となりました。
そのような卓越した演技力と圧倒的な存在感でドラマや映画、舞台と様々なジャンルで活躍しており、“怪物女優”と呼ばれているのだとか。

ある舞台では顔半分がただれている表現をする際に本当にただれてしまった感覚になったというエピソードがあるようで、演技とリアルの境界線が曖昧になってしまうほど役にどハマリする大竹しのぶ。
演じさせたら並ぶものがいないと言われるほどの名優で、憑依型の女優とも言われています。

代表作:『鉄道員 ぽっぽや』 『後妻業の女』 『それでも、生きてゆく』

 

 

 

女優演技力ランク第5位 二階堂ふみ にかいどう ふみ

映画『ヒミズ』予告編

*動画出典:Youtube

沖縄県那覇市出身、1994年生まれ。ソニー・ミュージックアーティスツに所属し慶応義塾大学に在学中の若手女優です。

幼少期から映画好きの母親の影響で映画女優を志しており、12歳の時に「沖縄美少女図鑑」でグラビアデビューし、その記事がきかけでスカウトされ芸能界デビュー。ファッション雑誌ニコラで専属モデルを務め、2007年テレビドラマ『受験の神様』で女優としてデビューしました。

奇才・園子監督からの評価も高く、『ヒミズ』は彼女の出世作となりヴェネツィア国際映画祭の最優秀新人賞、日本アカデミー賞では新人俳優賞に選出され一気に映画界で注目されるようになりました。

その後も数々の賞をどんどん受賞していますが、二階堂ふみが本格派女優として高い評価を得る最大の理由は演技力の幅でしょう。

表情も豊かで、彼女がもともと持っている自然でナチュラルな少女的要素から、男女問わず魅了する女全開の妖艶な表現、サイコキラーや悪女的な逸脱した役柄まで、若手女優でありながら全く違和感なく幅広い演技が出来ると高評価です。

独特な世界観の表現、演技者としての実力は同世代の女優の中でも群を抜いていて最高のものを魅せる女優といえます。

最近はバラエティーにも出演しており、彼女の気さくで明るく親しみの持てるキャラクターは女優業とのギャップを感じさせます。個性、才能が光る魅力的な彼女。年齢や経験、作品出演を重ね、生粋の女優力をさらに強めて行く二階堂ふみに今後も期待が膨らみますね。

代表作:『ヒミズ』 『私の男』 『問題のあるレストラン』

 

 

 

女優演技力ランク第4位 宮沢りえ みやざわ りえ

『湯を沸かすほどの熱い愛』予告

*動画出典:Youtube

東京都練馬区出身、1973年生まれ。エムツー企画所属。

11歳の頃にモデルデビュー。雑誌「週刊セブンティーンの表紙モデルをしたり、1987年にはCM『三井のリハウス』初代リハウスガールを務め注目を集め、翌年には『ポカリスエット』のCMに出演して一気にトップアイドルになりました。
日本人の母親とオランダ人の父親を持つハーフで、17歳でふんどしカレンダーや18歳でヘアヌード写真集を出版するなど、奇抜な話題作りでさらに注目されました。

しかしその後、プライベートに対して芸能マスコミからのバッシングなどもあり、一時活動休止になった時期も。

芸能活動再開後、映画『たそがれ清兵衛』に出演し演技力が評価され、日本アカデミー賞数最優秀主演女優賞を獲得しました。

その落ち着いた演技は、美少女アイドルとして一世風靡した10代から、実力派として評価される女優に上手く転身した宮沢りえの演技に対しての積極性が築き上げたものなのでしょう。

多くの舞台に積極的に出演して実践と経験を積み、ごまかしのきかない環境の中で確実な実力をつけたと評価されています。
実際にその実力は、舞台界でも映画界でもしっかりと発揮されており、2013年『おのれナポレオン』の舞台で急遽代役を演じ、セリフ回しの多いアルヴィーヌ役をわずか2日間の稽古で見事に演じ切り観客からスタンディングオーベーションを受け大絶賛されたというエピソードも。
とにかく凄い女優魂で現代演劇に欠かせない存在になったと言われています。

また、7年ぶりに主演を演じた映画『紙の月』では第38回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、2016年公開映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞と通算3度目となる主演女優賞を獲得する他、東京国際映画祭最優秀主演女優賞など非常に多くの受賞歴のあり、銀幕の女王とも思わせる存在感が際立っているという声も。
40代に入ってからバラエティー番組のレギュラーに初挑戦したり、やわらかなウィスパーボイスで多くのナレーションを務めるなど活動の幅も広く、名実ともに日本を代表する名女優です。

代表作:『紙の月』 『湯を沸かすほどの熱い愛』 『たそがれ清兵衛』

 

 

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