感動する洋楽!泣ける音楽まとめ【2018最新版】

 

英語が分からなくても感動する洋楽ってたくさんありますよね。
曲調やリズム、歌い手の歌唱力や表現方法で思わず聞き入ってしまい、心を揺さぶる音楽が海外にはたくさんあります。今回は2017年までに発売された洋楽の中からメジャーな曲もマイナーな曲も含めて、素晴らしく感動できる曲をピックアップ。
一部日本語の歌詞も含めてご紹介しますので、是非チェックしてみてください。

 

 

Everglow(Coldplay)

Coldplay – Everglow (Single Version) – Official Video

*Youtube

【歌詞の内容】

君はダイヤモンドのように格別な存在だ。
女神のようでありながら鷲のように高潔に空を羽ばたく君を忘れることはできない。
君が僕にもたらしてくれた永遠の煌めき。
血の繋がった兄弟のような存在なのに、もう前みたいに戻ることはできない。
君が恋しくて仕方ないよ。
もしこれから誰かを愛することになったら伝えてあげて。
君が僕に残したこの煌めきはずっと輝き続けているって。

ピアノの前奏が哀愁漂わせるColdplayの楽曲です。

出だしから感動を誘う歌いだしになっているのですが、ボーカルのクリス・マーティンの表現力はやはり絶妙。
サビ部分の思いを伝える虚しさとか絶望感が伝わる歌唱表現は、意味が分からずとも泣けます。

恋愛の苦しさを、別れの寂しさ、そして別れちゃったけど愛し続けるという思いが率直に伝わる感動的な曲の一つです。

 

 

See You Again(Wiz Khalifa ft. Charlie Puth)

Wiz Khalifa – See You Again ft. Charlie Puth [Official Video] Furious 7 Soundtrack

*Youtube

【歌詞の内容】

お前と知り合えて世界が変わったよ。
俺たちはいろんなところに旅をしたり、最高の瞬間を一緒に体験してきた。
一緒にふざけ合うことが楽しかったし、別々の道を歩ながら友情は絆に変わったんだ。

お前のそばに立って、こうやって話しかけることは考えていなかったけど、いつか終わりがあることなんてわかっていた。
想い出は全部持って行ってくれよな。
天国で上手くやっていることを願ってるよ。
また会った時にいろいろ話そうぜ。
また会おう!また会おう!友よ!

Youtubeの再生回数で1位を獲得したウィズ・カリファとチャーリー・プースの楽曲。
感動が感動を呼び、話題の一曲となりましたが、実はこれ、カリファの親友であるアメリカの俳優ポール・ウォーカーが交通事故で亡くなり、彼に捧げた曲なんです。

突然の親友の死に、真っ直ぐな想いを込めて歌っていて、ラップ部分でも思いを伝えています。

 

プロモーションビデオでは亡くなったポールが出演予定していた「ワイルドスピード」のシーンも盛り込まれており、追悼作品として制作されました。
ワイルドスピードでは、ポールの実弟が代役として出演したことでも有名です。

洋楽の中でもとても感動的なエピソードが詰まった作品の一つですね。

 

 

 

Underneath This Sky(Cameron Ernst)

Cameron Ernst – Underneath This Sky (Official Audio)

*Youtube

【歌詞の内容】

低い霧のように ゆっくりと消してみましょう
窓ガラスに浮かぶ霧のように 全てを溶かしてみましょう

そこには以前は見ることができなかった素晴らしい世界があると確信できる

心の鼓動を聞きながら 翼を広げ思いっきり飛んでみよう!
全てはこの黄金色の空の下
この空の下 この空の下

ピアノで始まる優しいイントロ。そっと入る歌声。それだけで心にそっと染み入るこの曲。
歌詞も綺麗な情景が浮かぶ美しい歌詞で、無限の可能性があるんだと背中を押してくれるようにとても前向きです。

落ち込んだ時や迷い立ち止まってしまった時に、無理にアップテンポの曲で気持ちを盛り上げるのはちょっと…という人にはおすすめ。
モヤモヤしていた気持ちが、歌詞と同様にフッと晴れていく…そんな感覚を感じられるかもしれませんよ。

2016年にYouTubeへアップされた、新婚旅行で世界一周した400日の記録を、ドローンで撮影した空飛ぶ絶景とともに綴った夫婦の動画が話題となりました。
その壮大な作品のBGMとして使われたのがこの「Underneath This Sky」
世界は広く美しいと実感させる絶景と、その美しさをこの曲がより際立たせ感動をもたらしてくれる…そんな力がある名曲です。

 

 

 

Thinking Out Loud (Ed Sheeran)

Ed Sheeran – Thinking Out Loud [Official Video]

*Youtube

【歌詞の内容】

ダーリン 70歳になったって 今と変わらず愛し続けるよ
ベイビー 僕の心は23歳のままずっと君に夢中さ
つい考えてしまうんだ みんな不思議な形で恋に落ちてゆく
多分それは ちょっと手が触れただけだったりして
僕だってそう 毎日君に恋している ただそれが伝えたいだけなんだ
だからハニー いま愛しい君の腕の中へ引きよせて 輝く星々の下でキスをしてよ
この胸の鼓動に頭を寄せて つい口に出してしまうんだ
きっと僕らいまここで愛を見つけたんだって

一途に愛を綴ったロマンチックな歌詞が印象的なこの曲。

2016年のグラミー授賞式で、スティーヴィー・ワンダーが「初めて聴いたときから良い曲だなぁって思ってたよ」というコメントをしたというほど評価の高い名バラードです。

結婚式で新郎に歌われたい曲としてとても評価の高い曲なのだそう。
人間は誰しも年を取るし、見た目も変わっていく。愛の形も変わっていってしまうのでは…女性ならそういった不安を感じてしまう時があるかもしれません。

「お互い70になったって、この気持ちは変わらない」
愛する男性にこんなにも強く思われて、しかも言葉に出して愛を伝えられたら、確かに嬉しさで涙が溢れちゃいますね。

 

 

 

Fire Escape(Andrew McMahon in the Wilderness)

Andrew McMahon in the Wilderness – Fire Escape (Official Music Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

ナンバーワンは君なんだ
僕が未だ夜明けとともに 目が覚めるのは君のせい
ただ君の顔が見たいばっかりに
僕らの絆はこれからどんどん強くなるよ
ヴァンパイアがいてもね ベイビー
僕らはこれでいいんだ しっかり目を開けていよう
非難はしごで揺れながら

パナソニック社のCMソングに決定し、多くの方が聞き馴染みもある一曲。ジャンルを超えたヒットを記録しました。
不思議な歌詞ですが、ニューヨークで見つけた生きる喜びについての前向きなメッセージが歌われているのだそう。
Andrew McMahonは、この「Fire Escape(ファイヤーエスケープ)」の意味をNYで過ごした夜に感じた孤独感と喜びの気持ちを集結させた感情が元になっているとコメントを残しているようです。

バラードではありませんが、なんだか感情が込み上げてくるといった声が多いこの曲。

2005年に急性リンパ性白血病を診断されその困難を克服したAndrew McMahon。
「僕の音楽は、僕の履歴書のようなもので、病気を患った後の僕の曲たちは僕の経験を元に作られています」と前向きなコメントも。
そういった彼の人間性と強い歌声も人の心を震わす音楽の源になっているのでしょうね。

 

 

 

This Is Me(keala Settle&The Greatest Showman)

The Greatest Showman Cast – This Is Me (Official Audio)

*Youtube

【歌詞の内容】

鋭い言葉が私を切り裂こうとする時 血を流し 消し去るだろう
勇敢でアザだらけ 今の私はなるべくしてなった姿 これが私
用心して 私がやってきたから自身の鼓動に合わせて行進するの
見られても怖くない 謝ったりはしない これが私だから
私達の居場所があるはず 私達が輝ける場所が

2018年2月より全国公開の、ヒュー・ジャックマン主演ミュージカル映画「The Greatest Showman」のサントラに収録されている「This is Me」

「レ・ミゼラブル」で世界を泣かせたヒュージャックマンが、この世に生まれたことを誇りに思えるような映画と称するこちらの作品。
「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞を受賞した才能溢れる音楽チームが全曲を手がけているのだから、感動を呼ぶこと間違いなしです。

その主題歌であるThis Is Me には「他の人と違うということこそが自分を特別な存在にしてくれる」という逆境に負けない力強いメッセージが込められているのだそう。

声高だかにうたいあげられており、聴く人の魂をも揺さぶるほどの力強さがある曲です。

 

 

 

Not Today from ME BEFORE YOU(Imagine Dragons)

Imagine Dragons – Not Today from ME BEFORE YOU

*Youtube

【歌詞の内容】

いつか永遠の別れが来て この心臓も止まってしまう
もしも僕たちが永遠に生まれたてのような愛を生きたいならば
僕たちは今日から始めた方がいい

どんどん楽になっている どういう訳かますます君を好きになっていく
僕は落ちていっているから
どういう訳かどんどん楽になっていく 僕は叫んでいるから
終わらない限り終わることはない それを待っていたくはないんだ
でも今日ではないんだ まだまだこれから

映画『Me Before You/世界一嫌いなあなたに』のためにイマジン・ドラゴンズが書きおろしたというこの「Not Today」。

この曲の歌詞は、とても絶妙でどのようにも解釈できるようになっているのですが、映画の内容から察するに、
「愛する女性に向けてこれから困難なことがあっても一緒に乗り越えていこう」というメッセージが込められているようです。

人生の終わりが見えた時、自分はどうなるのか…
想像できないほどの絶望に打ちひしがれてどん底まで落ち込んでしまいそうですよね。
その時はいつ来るのかわかりませんが、愛する人が側にいてくれたなら頑張れるという思いや、まだまだ一緒に生きていきたいという複雑な思いで
心が張り裂けてしまうかもしれません。
とにかく今という時、分かち合える相手がいることに感謝しようと思える一曲です。

 

 

 

A Thousand Miles(Vanessa Carlton)

Vanessa Carlton – A Thousand Miles (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

にぎやかな街を、ただ歩く 道行く人とすれ違いながら、足早に私は家路につく
ぼんやりしながらただ歩いていくの 人混みの中を通り抜けて

あなたが必要なの
あなたがいないと寂しくて
ついこんなことを考えてしまうの…

もしこの空に身を投げ出したら 時間が私を置いて過ぎ去ってくれないかなって
そしたら私は1,000マイルだって歩いて行けるわ
もしも今夜、あなたに会うことができるなら

ミュージックビデオで、弾いているピアノが動く乗り物のようになっているというちょっと驚きの発想を実現したこの曲。
日本ではONE OK ROCKがライブでカバーをしており、幅広い世代に注目されているようです。

失恋や片思いは、男女問わずやはりツライもの。だけど思い出や気持ちを手放せず思いは募り強くなっていく…
そんな“思い焦がれる”気持ちを抱く人に、この曲の歌詞は共感できるフレーズがたっぷり詰まったラブソング。

強く想いを寄せた相手に会えるのなら、極端に無理に思えることだって成し遂げられるんだ!という切なくも熱い情熱を感じられる一曲です。

 

 

 

Let Her Go(Passenger)

Passenger | Let Her Go (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

電気も明るく輝く時は別になんとも思わないのに 輝きが弱まると急に灯りが恋しくなる
雪がちらつき始めると 強い日差しが恋しくなる
それと同じで 別れた後になって 好きだったことに気づくんだ

落ち込んではじめて それまでが幸せだったって気づくものだし
家が恋しくなってしまうと 旅路が長くて退屈に感じてしまう
それと同じで 失って初めて 愛してることに気付くんだ

切なげなイントロから始まるこの曲。
歌詞の内容も「自分がいつでも当たり前だと思っていることは、無くなるまでなかなか気づかない」といった人生の教訓のような一曲です。
この曲を聞いた瞬間、心を掴まれるという人が多く、その最大の理由にPassengerの声があげられています。

とても素朴で人肌のような温かみがあり、どこかなつかしく感じるような独特な歌声。
「失って気付く愛」といった共感できるテーマに加え、大切な人がいなくなってぽっかりと空いた心の空洞に彼の歌声は響き、聴く人の心のど真ん中にストレートに届く感じがしますよね。

 

特にアカペラで終わる最後の声は、思わず涙が出てきます。
失恋ソングではあるものの「今あるものを当たり前と思わずに、大事にしようよ!」という前向きな思いを伝えていて、ツライけどツライ分だけ美しさを感じられるようになる、そんな一曲です。

 

 

 

Young and Beautiful from“The Great Gatsby” (Lana Del Rey)

The Great Gatsby – Young and Beautiful (Music Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

この先年を取って 美しくなくなっても ちゃんと愛してくれる?
何もかも失くして 傷ついた心しかもう残ってなくても それでも大事にしてくれる?
わかってる 大丈夫だって信じてる

もうきれいじゃなくなっても 本当に変わらず大事にしてくれる?
きれいだった頃と少しも変わらず 私だけを見てくれる?

 

神様お願いです。
私が天国へ旅立つ時、どうか愛する人も一緒に連れて行ってください。

女性と男性の程度の差はあるかもしれませんが、「年をとって若い頃の美しさが変化しても愛情は変化しないでほしい」という願いは、国を問わず多くの人が抱いたことのある感情ではないでしょうか。

「若くてキレイ」ということが全てではありませんが、愛する人の前では特に綺麗でいたいと思う心理とどうしても結びついてしまう老いの恐怖。
この曲はその思いがストレートに歌詞で表現されていて、怖さをも感じさせるほどの一途な思いが伝わってくる作品です。

上記であげたEd Sheeranの「Thinking Out Loud」と近しい心情ではありますが、この「Young and Beautiful」は相手からの愛情に対して確信が持てず、どこか不安定さを感じ、切なさが漂っています。
映画「華麗なるギャッツビー」のメイン挿入歌として有名ですが、
映画とシンクロするこの曲の歌詞は、相手を想うあまり度を超えた愛情に壊れていく自分とその苦しさが滲み出ている…そんな感じでしょうか。

 

 

 

Leave Your Lover(Sam Smith)

Sam Smith – Leave Your Lover

*Youtube

【歌詞の内容】

君にはにはわからない
いつまで経っても夜が明けず 暗闇に包まれてる不安も
同じような雨音を 延々聞いてる気分も
ひとり置き去りにされたまま あいつの名前を呼んでる君をそばで見るのが どんな気持ちかも

この気持ちを抑えられない
真夜中に押し寄せる悲しみから僕を解放して
僕の何もかも捧げるから ただあいつの元から離れてくれ

ミュージックビデオや歌詞の表現から、想いを寄せる相手の性別が曖昧ですが、片思いの苦しさが全面的伝わるこの「Leave Your Lover」
印象的かつ圧倒的な歌声をもつサム・スミスがしっとりと歌い上げるラヴバラードソングです。

相手が自分の想いに気付かないってとても辛いですよね…三角関係ならなおさら。
“僕(私)のために恋人と別れて”と本心を相手に伝えられたらどんなにいいか。だけどそんなに簡単なことではないという複雑な心情に共感する人も多いはずです。

 

 

 

My Immortal(Evanescence)

Evanescence – My Immortal (Official Music Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

あなたはもういないんだと必死で自分に言い聞かせた
でもたとえあなたが 今も私と一緒にいたとしても
私はずっと孤独なのだろう

あなたが泣く時は 私が涙を拭ってあげる
あなたが叫ぶ時は どんな不安も取り除いてあげる
私はずっとあなたの手を握り続けていた
私のすべては今もあなたと共にある あなたは私の全てなの

どれだけの時間を費やしても癒えそうにない、失恋で負った心の痛みや苦しみが表現されている「My Immortal」
去っていった恋人との思い出や、整理できない自分の感情に縛られて前進できない苦悩と、孤独に打ちひしがられる感情の生々しさが伝わります。

エイミーの透き通った歌声と、あまりにも切なくて美しいメロディーラインに胸がしめつけられるような感覚になる一曲となっています。

 

 

 

THE ROSE(Westlife)

Westlife – The Rose (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

誰かが言う 愛は川だと それはかよわい葦を沈めてしまうような
誰かが言う 愛は刃だと それは魂を切り裂いてしまうような
誰かが言う 愛は飢えだと それは終わりのないうずくような欲求
私は言う 愛とは花だと そしてあなたは そのたったひとつの種

夜がとても孤独で 道がとても長くて
愛は幸運や強さだけにあると考えるなら  ただ思い出して
冬には厳しい雪のはるか深くに 横たわる種も
やがて太陽の光を浴びて 春にはバラを咲かせることを

歌詞を和訳すると少し堅く、哲学的な表現ですが、英語の意味がさっぱりわからなくてもこの優しい旋律を聞いただけで、ジワジワと心に深く沁みいり涙が出るといった声が多く見られます。
1979年に公開された映画”The Rose”のテーマソングとして公開されたこの楽曲は、ゴールデングローブ賞やグラミー賞も受賞していて、
たくさんのアーティストにカバーされ、国境を越え時代を超えて親しまれている名曲です。

メロディーと歌詞の美しさから結婚式のBGMとしても人気で、涙を誘うシーンでの感動がより倍増する素晴らしいナンバーです。

 

 

 

Beautiful(Christina Aguilera)

Christina Aguilera – Beautiful (Official Music Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

周りが何を言おうと 人は誰だってそのままで素晴らしい
どんな言葉も 私の心を沈ませることはできない
どんな毎日でも 私の価値は変わらない
人は誰だってみんなすごい存在なんだ
そう どんな言葉にも 負けたりしない
だから今日だけは 私を落ち込ませたりしないで…

人それぞれ違っていい、同じじゃなくていい。
シンプルなことだけれど、ひとくくりにされがちな価値観の中で、個性を尊重するのはなかなか難しい現実に、悩み苦しみ涙を流している人は少なくありません。

あらゆる環境の中で根絶できない様々な差別に対して、主観的にも客観的にも肯定してくれている曲です。

 

 

 

Hallelujah(Rufus Wainwright)

Rufus Wainwright – Hallelujah

*Youtube

【歌詞の内容】

きっと天国ってところには 神様もいるのかもしれないけれど
今まで誰かを好きになって それで身についたことなんて
自分より長けている相手を 蹴落とすくらいのもの
夜になると聞えてくるのは 誰かの泣き声じゃない
悟りを開いたヤツの声でもない 寂しくて悲しい「ハレルヤ」なんだ

はかなく美しく、物悲しいメロディーですよね。
ルーファス・ウェインライトが歌うこのHallelujahは、映画『シュレック』に提供されているため聞きたことがあるなぁという人も多いのではないでしょうか。
もともとこの曲はレオナード・コーエンというカナダ出身のシンガーソングライターが書いた曲で、ルーファス・ウェインライトの他にも多くのアーティストにカバーされています。

1番と2番の歌詞は旧約聖書のダビデ王(ダビデ王が人妻に恋して妊娠させた罪を隠すためにその夫を戦地に送って殺したという話)と、サムソンとデリラ(「士師」として選ばれしサムソンが娼婦のデリラに入れあげ、敵の策略にかかり厳命を破ってしまう話)をベースにしているのだとか。馴染みがないとちょっと難しい…
ヘブライ語で“神を賛美する言葉”の「ハレルヤ」
この歌詞の内容の解釈は非常に様々ですが、何とも言えない深い哀愁に満ちたこのメロディーだけでノスタルジックな空気に包まれ、なんとも言えない切なさが押し寄せて来る…そんな普遍的な力がこの曲にはあります。

 

 

 

Have A Little In Me from New Year’s Eve(Jon Bon Jovi & Lea Michele)

Jon Bon Jovi & Lea Michele – Have A Little Faith In Me (New Year's Eve Soundtrack)

*Youtube

【歌詞の内容】

僕を信じて どうか僕を信じて

いつだって愛してるよ 見返りなんて期待してない
少しで良いから僕を信じてみて 過ぎていく時間も僕たちの味方さ
僕らに終わりなど来ないからね 君は僕を信じてさえくれれば良いんだ
この手で君を支えたい 言ったよね、僕はずっと君を支えていくって
君がいるからこんなに強くいられるんだ だから少しで良いから僕を信じてみて

映画『ニューイヤーズ・イブ』の劇中で、ジョン・ボン・ジョヴィと『glee』でおなじみのリア・ミシェルが掛け合うように歌うこの「Have A Little In Me」
「少しでいいから信じてほしい」と切に願う心情がダイレクトに伝わる一曲です。

自分に注がれる愛情を信じられるって、簡単なようで実は難しいとってもすごいこと。
真実の愛を求めているのに、それ以上に失うことの恐怖が強過ぎて信じきれずにいる苦しさ。
逆の立場で、どうやったら自分の愛情を受け入れてもらえるのか悩み、答えが出ずに悲しい思いをしている人もいるでしょう。
そんな気持ちを抱く人へしっくりくる曲です。

 

 

 

Ooh Child(MILCK)

MILCK – Ooh Child (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

ねぇ子どもたち 世の中はもっと明るくなるよ
いつの日か 私たちはうまくやり遂げて 面倒なことを全部終わりにするよ
いつの日か 世界のいろんなことがわかりやすくなっていくんだ
いつの日か 私たちは美しい太陽の日差しの中を歩く
いつの日か 世界がもっと輝き出すんだ
今すぐ 今すぐに 世の中はもっと良くなるよ。今すぐに

P&Gの平昌2018年冬季オリンピック応援CMで流れているこちらの「Ooh Child」
ロサンゼルス出身の日系アメリカ人Milckがしっとりと歌っています。
どんどん進化を遂げている世界にも未だ残る戦争や貧困、胸を締め付けるようなその他の問題が引き起こす悲しく残酷な現実。
この歌詞の中にはそういった厳しい世界の中でも希望を見出し、子どもたちの手で良い方向に導いてほしいという願いが込められているように感じます。
それと同様に、子どもたちが作る素晴らしい未来を見据えているといった子どもたちへの信頼も伝わります。

 

 

 

White Horse(Taylor Swift)

Taylor Swift – White Horse

*Youtube

【歌詞の内容】

「ごめん」って いざという時いつも貴方は天使みたいな顔でそう言うのよね
私なんてずっと迷い続けて行ったり来たりしてるのに
本当にあなたのことを信じていたのよ ずっと頑張って我慢してた日々
馬鹿みたいじゃない ちゃんと真実を知ろうとするべきだったんだわ

私はお姫様でもないし これはおとぎ話でもない
私はお姫様みたいに抱かれて階段の上まで連れて行ってもらえるわけでもないのよ
ここはハリウッドじゃなくて 小さな町
貴方に裏切られるまでは私は夢見る少女みたいだった
今頃白馬で現れたって もう遅すぎるのよ

多くの人が恋愛に夢を見ていた経験があるはず。それは男女問わず、年齢も関係なく。
でも、理想と現実の違いに傷ついてボロボロになってしまった…って経験をした人も結構いるのではないでしょうか。
実は酷い仕打ちをされていることに気づいているのに、そんなはずはないと相手をかばい正当化させて涙を堪える…複雑な気持ちに泣くことしかできないなんて辛い。
だからと言って、冷めた気持ちで恋愛するのも辛いですけどね。

そんな乙女の複雑でややこしい感情をストレートに表現しているテイラーの一曲です。

 

 

 

Wait For You(Elliott Yamin)

洋楽 和訳 Elliott Yamin – Wait for you

*Youtube

【歌詞の内容】

君を待ち続けるから それしか僕には出来ないから
もう終わりだなんて言わないで
一生を君に捧げてもいい 君を待ち続けるよ
一人でも平気でしょ、なんて思っているなら そんな事ないんだ
僕には君が必要なんだ
どんな犠牲を払ってもいい 待ち続けるから

LA出身のシンガーソングライター、エリオット・ヤミンによって2008年にリリースされたこの曲。
ビルボード史上、最も売れたインディーズアーティストと言われています。
27歳で出場したオーディションで、かのスティービー・ワンダーにその才能を絶賛された実力派ヴォーカリストです。

ダイレクトに心の内壁に触れてくるような歌声、魂を揺さぶるような歌唱力と、あまりにもエモーショナルな表現力は心を鷲掴みにする力があります。
その魅力的な歌声の裏には、右耳の聴力の90%を失ってしまったことや、10代に死の可能性すらある病の1型糖尿病を発症し、過酷な闘病の日々の苦悩があるのだそう。青春時代に残酷にも思える経験をしているエリオット・ヤミンが音楽の世界で歌い生きていくという喜びが、彼の声の奥から滲み出ていて圧倒的感動を与えてくれます。

 

 

 

Tears In Heaven(Eric Clapton)

Eric Clapton – Tears In Heaven (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

もし天国で会ったなら 僕の名前を覚えていてくれるだろうか
もし天国で会ったら 今まで通りでいてくれるだろうか
僕は強くならならないといけない 頑張って生きていかなきゃならない
だって…僕は天国にいられないとわかっているから

この「Tears In Heaven」は、まだ4歳だった幼い息子を悼んで作られた作品です。

Eric Claptonは、不慮の事故で息子を突然亡くし打ちのめされ引きこもってしまった際、捧げる曲を作ることで息子の死への悲しみ苦しみを乗り越えたそうです。

息子を失う以前にも、「父」になりきれず、父親としての感情の違和感に長い間苦悩し続けていたEric。
子供に対しての愛情と喜びに芽生えたそのすぐ後の悲惨な出来事だっただけに、恐怖や喪失感と息子の死に対する自責の念にとても苦しんでいたという情報もたくさんありました。
感動とは少し違うかもしれませんが、洋楽界で聴く人の心を大いに震わせ、もっとも悲しみにみちた名曲です。

 

 

Stay(Zedd, Alessia Cara)

Zedd, Alessia Cara – Stay (Official Lyric Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

このまま何も怒らずに時が過ぎていくのを待っているのよ 風向きが変わって心変わりしてくれるように
理由なら1000個だって言えるけど あなたのことはわかっているから きっとそんなの無駄ってわかってる
自分でやらなきゃダメだけど 大人になんかならなくていい 永遠に子どものまま……

出て行こうとする恋人にこのまま側にいて欲しいという願いのある歌詞なのですが、感動するのは、この新しい感覚で聴来いってしまうカッコ良さと、凝ったメロディによる世界観。

ところどころに盛り込まれている細かい演出音にファンからは絶大な評価があり、聞き入って胸が締め付けられるほどの切なさを感じるといった声が非常に多い作品となっています。

 

 

 

So Close(Jon McLaughlin)

Enchanted (So Close) with lyrics

*Youtube

【歌詞の内容】

君は僕の腕の中にいて 世界は静寂に包まれる
ふたりだけのために奏でられた音楽
ずっとそばにいてほしい 君といると 生きる喜びを感じるんだ

人生は時がたつにつれ ロマンティックな夢は失われていくだろう
今では、すべての夢にさよならをつげ 思い出さなくなっていた
でもずっと、こんなにも近くにあった 君のそばにあった
なんで今までまったく気づかなかったのだろう こんなに近くで 待ち続けてくれた 君のことを
今 永遠の存在に 僕は気づいた
僕が求めていたのは 君をこうして抱きしめることだったと

人生に夢を見ることを諦め、抱いていた夢さえも忘れるほど現実をただ必死に生きる毎日に、虚無感を感じた経験はありませんか?

この曲は、ディズニー映画「魔法にかけられて」に挿入歌として使われているのですが、ちょっと荒んでしまった心にじわじわと入ってくるジョン・マクラフリンのやさしい歌声とロマンチックなメロディの一曲です。

本心や自分が本当に必要としている人に気付いた時、今の状況がクリアではない場合もあり頭を抱えたり涙したりもあるかもしれませんが、気付いた時、おとぎ話のストーリーのようにはいかなくとも、この歌詞のようにストレートな思いを貫ける勇気を持ちたいですね。
そんな気持ちを後押ししてくれるような作品です。

 

 

 

It Ain’t Me(Kygo, Selena Gomez)

Kygo & Selena Gomez – It Ain't Me (Official Video)

*Youtube

【歌詞の内容】
明け方暗がりの中あなたと一緒に歩くのは誰?
昼になるまで寝てるあなたをゆすって起こすのは誰?
日が昇ってから眠れない間あなたを楽しませているのは誰?
飲んだくれて酔っ払っているあなたを家まで送ってくれるのは誰?
明け方暗がりの中あなたと一緒に歩くのは誰?

それは私の役目じゃないから もう私はお断り

この曲は、トロピカルハウスという新しいジャンルの音楽で、話題のDJであるKygo(カイゴ)が中心となりプロデュースし、セレーナ・ゴメスが歌っています。

歌詞に共感する人は多く、状況は全く一緒じゃなくとも立場が同じで、 元カレのことを思い出してこれ聞くと泣いてしまう…という声も多数ネット上にコメントされているこの「It Ain’t Me」
「一晩中遊びまわったり、酔っぱらったりして、自分の楽しさのために生きている彼にもう付き合いきれない」そんな嫌気がさし涙も流し疲れてしまった女性の沸々とした感情を表している一曲です。

 

 

 

Photograph(Ed Sheeran)

Ed Sheeran – Photograph (Official Music Video)

*Youtube

【歌詞の内容】

2人の思い出を ひとつの写真に閉じ込めて
あの頃の思い出は 2人だけのもの
その写真の中でなら ずっと年も取らないし
心が壊れるような思いをすることもない 時間がずっと止まってるから

ミュージックビデオがエド・シーランの幼少期から取り続けられているホームビデオを使用していることで話題のこの曲。
愛されて、夢を実現していくエド・シーランのこの映像に、目には見えずとも伝わってくる家族からの愛情に、映像を見ているだけで涙が出て来ちゃうというファンがたくさんいるようです。

歌詞もとても切なく、写真の中に今という幸せを閉じ込めておけるなら辛い思いも味合わなくていい…または、写真の中の素晴らしい時間が、辛い時でもその写真を見て乗り越える力をくれる…といった解釈が。。

抱擁感みたいなものがある一曲です。

 

 

 

We Are The World(USA For Africa)

USA for Africa – We are the World

*Youtube

【歌詞の内容】

僕たちは世界とひとつ、僕たちは子供なんだ
僕たちこそが 輝ける明日を作り出せるんだ
だから与えることを始めよう
やるかやらないか 僕たちの選択が創りだす
それは自分たちの人生(命)を救うことで
それこそが住み良い世界や真の日々を作るんだ
さあ 君と僕からはじめよう

マイケルジャクソン、スティービーワンダーその他世界に名をはせる大物ミュージシャン総勢45人で歌われているこの「We Are The World」

歌詞は分からずともメロディはたいていの人が口ずさめるほどの超有名曲です。
もともとアフリカ餓死救済のチャリティーソングとして作られたこの曲。
伝えたいメッセージはもちろんのこと、美しいメロディーになんとも言葉にならない思いがこみ上げます。

そういった素敵だと思える曲を買うことで、救われる命があるということの素晴らしさ。
「人間と人間が国や人種関係なく一つとなって立ち上がるときに変化が起こり得る」という強い希望と思いが込められ、それよる感動の良い伝染が、悲しみの涙を減らしていくことを願います。意味を知って改めて聴くと感動がより大きくなる素晴らしい名曲です。